GWは10連休だったので地元へ帰り、
電車で生まれた街へ行って水路を巡ったりしていた。
長期休みは本をたくさん読みたくなるが
今年はリチャードパワーズを読んでいたので控えめに。
法条遙のリライトシリーズ、綿矢りさ、ルシア・ベルリン等々を読む。
と思ったが富山駅で古本市をやっていてそこでリチャードパワーズのエコーメイカーを見つけて購入。
富山は映画館、レコ屋(ブックオフも)、古本屋が多くて住みやすそうだなと改めて感じる。
(楽器屋はもうほとんどのこってないけど)
GW後半は東京へ戻る。
帰省中にいくつかアイディアが出たのでバンド用の曲を書いたり、川でキャッチボールをして過ごした。
富山の水路をめぐる旅が楽しすぎて水路関係の本やちょうど発売されていたフィールドレコーディングの本を読む。精神が外に向いていて良い感じ。
今年の初めに高畑勲の柳川掘割物語を見てとても感銘を受けてから自分は水路が好きなのだと初めて自覚した。
初めて本屋で取り寄せ注文した漫画もヴェネチアが舞台の鶴田謙二のForget-me notだったし、火星の運河を幻視したパーシヴァルローウェルの話に共感して高校時代は天文学の本もたくさん読んでいた。
なんとなく、そういった仕事に関われたらなぁと思い、色々と調べているところ。
休み明けの週末、シンウルトラマンのチケットをもらったのでレイトショーへ。
これ必要か?というカットが多くてあまり乗り切れず(庵野秀明ファンには受けていた。満席だったし)
シンゴジラも初日に見た記憶があるがその時も満席で、(おそらく)映画を普段見ない層がたくさん来ている感じで良いことだなぁと思った。でも、こういう映画に反応している層はそもそもシネフィル的なものを嫌悪していそうとも(偏見か?)
ウルトラマンは特に熱心に見たこともないので元ネタなどを楽しむことができなかったのも原因かもしれないが、ドラマで配信した方が良いのではという脚本だった。
渋谷でエリックロメール の四季シリーズを上映しているとのことで
みたいな〜と思いつつ渋谷へ行きたくない病が発症しているのでDVDで。
春のソナタを見て、ズームの使い方、パンの振り方がすごくてテンションが上がる。
鏡を多用したカットに人間関係の類似と相違がメタファーとして強調される感じや、
アプリオリ等の会話劇でケムに巻いているようで、郊外とパリの両方の美しさをきちんと捉えている。
なんでこんなに何にもないような話なのに楽しめるのだろう。
去年ちょっと流行っていたライトハウスの配信が来ていたのでみる。
タルベーラをやりたいけどそこまでの度胸はないので少しホラー風味にしましたというような感じ。良作。
ロメール の四季の物語は全部DVDで見ることになりそう。