ジョンファンテの塵に訊けを読み終わる。めちゃくちゃ面白くて、ブコウスキーの紹介文も良くて数年ぶりにアメリカ文学のモードになる。新緑の季節にアメリカ文学のヤケクソ感は合う。
侯孝賢の恋恋風塵や相米慎二の光る女を観る。相米慎二が撮る大人の話はなんだか漫画みたいであまり乗れないのだが、夜のプールとか印象的なシーンがいくつかあって結構良かった。改めて相米慎二はお引越しや台風クラブ、ションベンライダーなどの子供をとった映画が好きだなと思った。東京上空いらっしゃいませもDVDを見つけたので見るのが楽しみ。
来週バンド練でこの間買ったファズファクトリーの調整をする。かなりいい感じになったのでニルヴァーナのカバーを思いついてメンバーに提案。
坂本龍一の映画がやっているので観ようかと思ったがタイミングが合わず見送り。
長谷川白紙が書いた光景という曲があまりに良くてずっと聴いていた。リズムが曲を推進させる曲が好きなのでドンピシャでドラムを耳コピしたりする。
テン年代後半以降はどうやってスネアやハットを使わないかというテーマがどの音楽にもある気がしていて、そういう意味で一つの回答のように思った。例えばレイハラカミがやっていたディレイによる音符のポリリズムはシークエンスの打ち込みという技術によって成り立っているが、バンドでそれを再現することは難しい。刻む役割のスネアやハットをなくすことで聞く側にリズムの選択ができる状態になるが、そこでもギターやベースで隠れたリズムのニュアンスを出す必要はある。
色々と曲をかけそうなモードになって来て楽しい。
初星学園 「光景」Official Music Video (HATSUBOSHI GAKUEN - Koukei) - YouTube