GWに諏訪大社にいくのでチケットを取ったり、色々調べたりする。折口信夫や中沢新一の本での知識はあるが松本や安曇野に行く際の通過点に過ぎなかった場所なのですごく楽しみ。帰りは甲府にも寄れたらなと考える。
田山花袋の田舎教師を読了。とても良い。自分のよく行く、加須~羽生あたりの景色が美しく描かれる。内容も割と自分にはくらってしまうものなのでちょっとセンチメンタルな気分になる。天気が良いので公園で全部読み切ったが桜が咲いていたり、新入社員が声出しをしていたりと4月を感じる。田山花袋は一旦置いておいて夏目漱石の行人にもどる。まだ読み始めだが弟の視点、大阪からはじまる話で"それから"とは違うのだなと感じる。導入部で既に面白い。
先週からの流れで侯孝賢の童年往事を観る。冷静なカメラの視点が一貫していてとても良い。木々の揺れる様、ズームしないカメラによって映される生活が、自分の全く知らない国の人々の話なのに共感を覚える。エリックロメールを少し感じたが、ロメールに比べて明らかに冷静に人物を捉えていて、静かに陶酔した。
DVDが出ていたエドワードヤンの恋愛時代も観る。一昨年の東京国際映画祭の記念上映から数えて3回目くらいか。英語タイトルの章でいきなり核心に変わる感じが良い。形にハマらず自分のやりたいようにやれということだろう。三宅唱のきみの鳥はうたえるのラストはこれの引用なのかなとちょっと思った。結果は真逆だけど。
エドワードヤンはここ数年で再発しているので侯孝賢もDVD出してほしいな。
土日は田山花袋に影響されて埼玉にゆく。東武動物公園駅から幸手市まで歩くと巨大なビオトープと隣接する大きな公園がある。ビオトープを歩くとカモやキジ見かけたり、すみれや名前の知らない黄色い野花の匂いがとても春を感じて良かった。まだ田植えは少し先だが自分はやはり田んぼや川辺、水辺の匂いが好きなんだなと改めて思う。三鷹~国分寺あたりの高層ビルが減って郊外感が出る感じや、佐倉市近辺の林と住宅地が並列して立つ感じも好きだしよく行くが一番心が高まるのはやはり田んぼがある景色だな。
実は去年から公務員の内定を2つもらえたりしたりしたのだが、どちらも街として自分の好みでなかったので最終的には行かなかった。終の住処は田んぼの近くがいいなと切に思う。
ヨコハマ買い出し紀行の葉山とかも行ってみたいのだが(森山大道の街でもあるし)Googlemapで見ると畑と海の風景なので自分の原風景とは異なって結局いかないままだ。昔、鎌倉に行った時は結構面白かったのでいつかは行きたい。
来週から4日間くらい海外に行くので色々準備する。海外で楽器を買うにはどうすればいいのだろう。