パラレル通信

composer/Gaspar Knowsの中のひとり/神楽音楽研究中。 平日は某ゲーム会社にいます 連絡→outtakesrecords@gmail.com

緑の光線

京都の某会社と色々話すがまとまらず。移るにしても来年になりそうだ。

でも色々と刺激を受けた。まだ色々やれそうだという可能性が見えた。あとやらんといかんことも多い。京都は左京区の下あたりが住みやすそうだな。家賃高いだろうけど。Rei Harakami氏の長屋があったのもあの辺だった気がする。

京都の名もない公園

水曜日は祝日でバンド練。ベースがお休みだったのでドラムと2人で練習。意外と2人練も身になるので誰かが休みでもスタジオには集まるようにしている。曲のアレンジと気になっていたところを合わせる。かなり良くなる。バンドは継続が大事というかそれ以外ないなと思う。呼吸の合わせ方は一ヶ月くらいですぐに忘れるので。

帰りに誘われてドラムの家でご飯をいただく。子供と奥さんにも久々に会って話したり。知り合いにオススメされた1歳用のおもちゃをプレゼントする。すごい気に入っていてよかった。自分も子供の頃にいた、毎回プレゼントをくれる謎の人になってきている気がする。

 

夏目漱石彼岸過迄を読了。すごく面白いが、これなんの話だっけとなる。新聞連載で読んでた人は主人公が誰だかわかるのだろうかと思ったり。松本の話の章で最初の数行は敬太郎視点で読んでいたのでこんがらがった。夏目漱石もその辺を危惧して最後に結末の章を書いている気もするが、文章の流れがスムーズなので読めてしまうのがすごい。ここから行人で"こころ"になるのかと思うと市蔵の1人の逃避行も少し怖い予感がした。

 

高校の教科書で夏目漱石の"こころ"をやっていたとき、国語の授業で時間が限られているのである章だけを読む形になった。詳しくは覚えていないが”先生”と”K”の過去のフラッシュバックの話でKの自殺までは書かれていなかった記憶がある。というのも、あるシーンを読んで、授業が終わった後に友達とKは絶対自殺するよねと話したらお前の考えは暗すぎると言われたことを覚えているからだ。自分としては明らかにフリとして死への準備をしているKの描写があったのでいったまでで、気になって図書館でこころを借りて読んで、やっぱりそうじゃんとおもったのを覚えている。別にその友達を腐すつもりは全くないが、その時に、結果が提示されないと物語の意図が伝わらない可能性もあるのだなと思ったことを強く記憶している。その頃、自分は山下敦弘リンダリンダリンダリアリズムの宿に感激していた頃で、起承転結の結のシーンを撮らずに別のシーンに移るやり方に痺れていたので、取りこぼしてしまう人は勿体無いなと思ったし自分でもまだ気づいていない取りこぼしてしまった映画、演出があるのだろうなとも思った。

 

蓮實重彦のショットとは何か実践編が届いたので読み進める。とても面白い。ブレッソンラルジャンとかまだ見てなかったのでDVDを買う。ロメールの章が良くてクレールの膝や友だちの恋人を見たりする。

 

シネマヴェーラで特集もしているので見に行こうかと思ったが天気が不安定なので家でDVDですます。ヴェンダースのデビュー作は見たことないので劇場で見たいなーと思う。

 

休日はアンリアルエンジン の使い方を探ったりして遊ぶ。去年少し話題になっていた自分の地元の越中大門駅の映像もアンリアルエンジン で作っていてちょっとやって見たくなった次第。せっかくゲーム会社にいるのだし一本何か作るのもいいなと思ったり。

 

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春っぽい気候で散歩が楽しい。読書もできるだけ外でしたい。