平日に少しドタバタする日があって金曜日は久々に泥のように眠れた。
昔は朝4:00くらいに起きて曲を作るみたいなルーティーンを組んでいたが、それをやめて眠れるだけ眠るようにしたらすこぶる体調が良い。
子供の頃は朝方人間だと思ったがいつの間にか夜型に適した体になっているよう。
土曜は朝から髪を切って散歩したり。家で作曲。
ギターのリフを思いついていろいろこねくり回すが、ギターから思いついた曲以上にならなくてアイデアメモ程度にとどめてトラックダウンして一旦保留。
リズムから曲を作ろうと思い、いろいろ音源を探る。
rafael martiniに陶酔していた時期に(今でもよく聞くけど一時期は毎日聞いて動画も見ていた)5拍子、7拍子の流れるような曲を作りたいなと思っていたのでその辺のアイデアでいろいろ考える。rafael martiniの最新作marteloでスフィアン・スティーブンスを参考にしたと言っていて近年のブラジル音楽家たちはやっぱりブルックリンシーンに影響を受けているんだなと再認識。ながれでcome on feel the illinoiseを聞いて打ちのめされる。相変わらずリズムチェンジの部分にやられる。というかリズムチェンジの妙のみで形成されている曲なのになぜこんなに長尺で聴くに耐えれるのか不思議。
ブルーノ・ペルナーダスが出てきたときにポルトガルのスフィアン・スティーブンスという紹介がされていてなるほどと思ったが、ミニマルミュージックの影響下にある音楽というところは通ずるが、ブルーノ・ペルナーダスがフィリップグラスの影響が濃いのに対してスフィアン・スティーブンスは明らかにスティーブライヒ的な音の積みかたをしている点は結構重要だと思う。(rafael martiniもライヒ的)
あとはwilco関連を聞き返したりしてコードやメロディの変化が少なく構成で持っていく曲で構成をねる。ライヒ的な積みかたをしてリズムチェンジで4/4に持っていくというアイデアを思いついたのでまだまだ試してみたい。
リズムを探していた流れでスティーブ・コールマンのThe sign and the sealを買う。まだ聞いていなかった盤だったが一番好きかもしれない。アフロキューバンジャズとM-Baseの融合というだけでなくキューバの民族音楽のリズムが入っていてその上にエレキベースが別の拍子で合わせられる。そのバックトラックにラップが乗るという構成がヤバイ。Date course pentagon royal gardenのリメイク期にやりたかったことはこれだったのかもと思ったり。あと、このやり方でラップが載せられるなら神楽をバックトラックにラップを乗せるのも良いかもと思った。
来週にビクトルエリセの新作が公開されるのでエルスールを観かえす。ラストのここより始まるといった終わりかたが好きだ。あくまで父との話は過去のことで南北の問題をこれから娘がどう立ち向かっていくかというところで話が終わるのが良い。この映画で起こっていることは娘にとってある意味ただの回想であり、そのトラウマの影響はこれからの人生で初めて答え合わせされるというところで映画が終わる。
新作の方の予告編を見てかなり良さそうなので楽しみだが、3時間ちかくあるのでできれば人の少ないところで見たい。郊外のシネコンでも上映するみたいなので散歩がてら行きたいと計画する。